かっこいい子ちゃん攻略編 [近況]
彼氏付き。
でも彼氏に不満有り。
口説くと満更でもなさそう。
でも誘っても定番の断り文句「スケジュールが埋まってる」系で断られてしまう。
そんなかっこいい子ちゃん(仮名)を再び口説いてみることにする。
久しぶりに職場で会う。
向こうから寄って来るし、話も弾む。
やはり内心ドキドキしつつ、勇気を振り絞って『慣れたフリして』いつもの台詞をひねり出す。
「そろそろ俺と一緒に遊びに行こうぜ」
「良いですね。」
「いつにする?」
「今月は予定全部埋まっちゃってるんで…。。。」
ズザザザザー。(脳内でヘッドスライディングする音)
終了〜!
10年早かった!!
顔洗って出直して来ます押忍!!
…そして数日後。
昨日の出来事。
休憩中、二人っきりになった。
俺の向かいでケータイをいじってるかっこいい子ちゃん。
目の前でケータイをいじっている=アドレスを交換したいという女の子のサインである。
…という法則がある。
正しいかもしれないし、正しく無いかもしれない。
でも何度かこの展開は遭遇している。
実際、こないだの笑顔子ちゃんのアドレスも、こういう状況からゲット。
数日後にベロチューもゲットしたのだ。
やらなきゃ、確実なゼロだ!
…と、後藤に追いつめられたシンイチの様に葛藤する。
「あれ?前からiPhoneだったっけ?」
「変えたばかりなんです★」
みんなガラケーからスマホに移行するこの時期。
会話のネタになるから有り難い限りである。
ありがとうジョブス。
「よーし。じゃあそろそろ俺ともアドレス交換しとくか?」
「あはははは。」
「ははははは…。」
「別にいいですよ(笑)」
えーーーーーーーーーーーーーーーーー!
…というワケでかっこいい子ちゃんのアドレスゲット。
赤外線が出来ないのでかっこいい子ちゃんがアドレス帳を開いてくれて、俺がそれ見て手打ち。
入力している最中、かっこいい子ちゃんは着替えに更衣室に消える。
入力に手間取っていると、すぐ画面がスリープモードに入るので、たまにホームボタンを押さなければならない。押し過ぎて、アプリを終了させてしまった。そこで見た物。おそらく彼氏と一緒に撮ったツーショット写真の壁紙。なーんだ、ラブラブですやん。ちょっとめげる。まあでも可能性がゼロなわけでもない。ダメもとでいつも通りやるだけだ。
彼氏らしき男の写真は、話に聞いてたイメージ通り、ボンヤリした感じの男だった。柔道の石井慧似。でもすごいよなあ。笑顔子ちゃんなんか、俺の写真、絶対に壁紙に使ってくれないだろうしなあ。7年間努力した俺と比べてという意味で、全く努力せずに持って産まれた恋愛センスで女から愛される男。ほんとスゲエわ。
寄生獣(完全版)(8)<完> (アフタヌーンKCDX (1734))
- 作者: 岩明 均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/23
- メディア: コミック
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