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呪いとは無意識の生活習慣のこと [近況]

彼女作りを始めて10年。ことごとく失敗してきた。自分で言うのもなんだが、条件(スペック)はそれほど悪くないはずである。厳しめに言っても、中の上。歳はとってしまったが。10年もやってりゃまぐれ当たりぐらいあっても良さそうなものだ。まるで呪いである。前世で女に悪い事ばっかりしてきた報いだったりするのだろうか。

大抵の女の子は「私がたまたまダメだっただけで、すぐ他に彼女できるよ」と多分本気で思っている。しかしそれが本当に「たまたま」であれば、10年も不振が続くワケは無い。女の子は自分がマイノリティーだと思っているが、実はマジョリティーなのだ。俺の欠点が言語化しにくいというのもあるのだと思う。彼女がいる男が全て持っていて、俺には無い。明文化できる俺の欠点とはなんだろうというのを最近考え続けていて、ふと気づくことがあった。
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仕事中、客同士が挨拶し合ってる光景をよく見かける。たまたまバッタリと店内で知り合いと遭遇というワケだ。若いカップルの女の子が、男女グループに挨拶に行っているのを見て閃いた。世の中に女の子の数は多いが、それらはリア充の間で回遊し、けっして非モテの元には降りてこないみたいな話がある。この状況に当てはめて解説すると、挨拶しに行ってる女の子が連れの男の子と破局した場合、挨拶しているグループの中の誰かと付き合うだけで、俺は対象とはならない。社会の縮図である。

俺は友達が少ない。
社交的に見られる事が多いが、大して興味の無い人と調子を合わせるのはストレスを感じる。知人同士集まるのはいいが、目的(例えば食事など)が終わって無駄にダラダラと駄弁って時間を潰すのも嫌いだ。独り趣味に没頭していたい、…この性格は欠点だとは思うので、日々わずかな努力はしているが、大手術して根治する種類のものでは無いだろうとも思っている。

「グループ交際を怠っている」、これが呪いの正体、あるいは呪いのうちの一つなのではないかと思った。

グループにいるという事は、ある程度の価値観の共有を保証しているという事である。同調圧力によって、欠点も平均値に修正される。想定したことから大きく外れない、無茶な事もされないという安心感。同じグループにいるのなら、LINEをブロックされることもなかっただろう。そこからまたチャンスも生まれたハズである。

グループにいないという事は、相手が自分と同じ価値観を持っているかどうかという事が見えづらく、相手が暴走した時に仲裁に入る仲間もない。拒絶もしやすい。グループ内恋愛は別れにくく、グループ外恋愛は別れやすい。

コナかけてる女の子に友達を紹介されることが過去に何度かあった。
紹介というとちょっと語弊がある。女の子がプライベートで職場に友達を連れてくる、という程度の事なのだが。「あの人に言い寄られちゃってえ~」ぐらいの事は言ってると思う。俺はそこで友達に積極的に声をかけるべきだったのではないか。「友達?すごくかわいいね!」とかおだてて、連絡先を交換して援護射撃を頼む。それぐらいのことは大人の社交術として踏んでおくべき定石だった。…というか、俺にはそれぐらいのスキルはあった筈だ。「すごく良い人じゃない!付き合っちゃえば?」ぐらいの事は無責任に言ってくれるだろう。女の子は同調圧力に弱い。決め手に欠ける場合は最後の一押しになるかもしれない。

かっこいい子ちゃんも親友を連れてきたことがあった。
ちょっと冗談を言ったぐらいで、反応も悪くなかった。もっと一歩踏み込むべきだった。その友達のアカウントをFacebookが紹介してくるたび、俺は後悔するのである。踏ん切りをつけるための情報ぐらいは貰えたのに!

僕は友達が少ない+ 1 (ジャンプコミックス)

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  • 作者: 田口 囁一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/10/04
  • メディア: コミック


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